竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG

毘沙門天、聖徳太子、信貴山、寅

  • 2010年10月 1日 20:42
  • Posted by Yamatofuji

日本で最初に毘沙門天が御出現されたのは、寅の年・寅の日・寅の刻に、信貴山にて聖徳太子の元に御出現されたと伝えられています。

物部守屋討伐の為に聖徳太子が戦勝祈願したところ、毘沙門天が御出現され、勝利の秘宝を授けたと伝えられています。
その場所が、信貴山であり、「信ずべき貴ぶべき山」というところから、信貴山と名付けられたと言われています。

毘沙門天の総本山とされる信貴山朝護孫子寺では、寅の年・寅の日・寅の刻に毘沙門天が御出現されたことに因んで、寅年には、12年に一度の奥秘仏御開帳が行われます。
今年平成22年(2010年)は寅年であり、奥秘仏御開帳が特別の期間だけ行われていました。

私は、2月1日に信貴山朝護孫子寺に参拝し、奥秘仏を拝見させていただきました。
奥秘仏と対面していると、深い静けさと、懐かしさのようなものを感じました。

信貴山朝護孫子寺には昨年初めて参拝したのですが、朝護孫子寺の本堂から下を見渡した時、とても懐かしいような、うれしい気持ちになりました。
私にとって、信貴山はご縁が深い場所のような気がします。

2月1日には、奥秘仏御開帳の時だけの特別のお札もいただく事が出来ました。
それから、山頂に登ったのですが、丁度、山頂の空鉢護法に着いた時、折からの雨が雪になり、あたり一面が見る見る銀世界に変わっていく様子が、とても美しく感じられました。

寅年の今年は、平城遷都1300年祭とも重なっており、信貴山朝護孫子寺は、「四神・白虎」をキーワードに、平城遷都1300年祭のオープニングを飾りました。

今年の奥秘仏御開帳は終わりましたが、平年は正月十日間と7月3日の大祭期間限りの秘仏御開帳が、本日10月1日から11月3日まで行われています。

私は、毘沙門天が、寅の年・寅の日・寅の刻、聖徳太子の元へ日本で最初に御出現され、その場所は信貴山であった、という話が、とても気に入っています。


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