竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG

神々の名前(御神名)について

  • 2010年10月 8日 20:15
  • Posted by Yamatofuji

我が国・日本は、八百万神々(やおよろずのかみがみ)を信仰する国とされており、たくさんの神々の名前があります。

「古事記」・「日本書記」には、たくさんの神々の名前が出て来ます。
そして、「古事記」・「日本書記」は、一般的には歴史書と考えられていますので、そこに登場する、様々な神々が、実在したと考えられているのではないかと思います。

確かにそういう一面はある筈なので、そう考える事は一面の真理ではあるのですが、それは二義的な捉え方であり、御神名というものの、本質的な捉え方ではないと思います。

御神名が持つ本質的な意味とは、神界のある働きに付けられた呼び方の事を意味します。
神界が持つ働きの内、こういう働きについてはこういう呼び方(御神名)を使う、というふうにイメージするとよいかも知れません。

ですから、特定の姿・形をした神が天に存在すると考えるよりは、天の働きのある部分をこういう名前(御神名)で呼ぶと捉えた方が、より本質的な捉え方と言えると思います。
御神名は別々の二つの名前であっても、働きが同じであり、実は同一神という事もあります。

「古事記」については、歴史書としての一面だけではなく、神界の仕組みが隠されていますので、そういう読み方をする時には、御神名も全て神界の働きに付けられた呼び名と捉えて読まないと理解出来なくなります。

例えば、天照大御神(アマテラスオオミカミ)という御神名も、太陽の持つ働きを表すとともに、天の中心の光をも表わしており、また、私達一人一人の中にある中心の光をも表しています。

「古事記」の中の有名な、天照大御神の「天岩戸開き」も、神代の時代の出来事という一面だけではなく、現代に生きる私達一人一人が、内なる中心の光を表に現す、すなわち、神として出産する、という事をも表しています。

「古事記」に隠された神界の仕組みについては、私に分かる範囲で、折に触れて書いて行きたいと思います。

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