竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG

内なる神性である愛(女性原理)と力(男性原理)を蘇らせる時

  • 2010年10月17日 20:17
  • Posted by Yamatofuji

私達一人一人の人間の中には、神の本質である神性が内在しています。
そして、神性とは、愛と力という言葉によって表す事が出来ます。
女性原理である愛と、男性原理である力が私達一人一人の中にあります。

私達の内なる神性である愛と力を想いだし、蘇らせる時を迎えています。
徒に自分の外に神を見るのではなく、自分の中にある神性を想い出し、蘇らせる時を迎えているという事です。

愛と力、すなわち、力に裏打ちされた愛こそが神の本質であり、それは私達人間一人一人の中にも内在しているので、それを蘇らせていく事が大切になります。

愛と力は、日の丸にも象徴されています。
中心の赤玉が、女性原理である愛を表し、白玉が、男性原理である力を表しています。
神道の一霊四魂で言うと、赤玉が和魂(幸魂と奇魂)、白玉が荒魂を表しており、赤玉・白玉で愛と力、すなわち、力に裏打ちされた愛を表し、神の本質である神性を象徴しています。

そして、私達一人一人が、内なる神性である愛と力を蘇らせ、神のような人となった姿を、古事記の中では、神武天皇という御神名で表しています。

以前書きましたが、古事記は、歴史書としての一面だけではなく、神界の仕組みが古事記の中には隠されていますので、神武天皇という御神名には、人となりが完成し、神のような人になった姿が象徴されています。

もちろん、古事記には、歴史書としての一面もありますので、大和の国を統一し初代天皇である神武天皇となったカムヤマトイワレビコという人物もいたと思いますが、古事記の中で神武天皇という御神名が表しているのは、単に歴史上の特定の人物だけではなく、神の分霊(わけみたま)である私達一人一人の事でもあるのです。

ですから、私達一人一人が、内なる神性である愛と力を蘇らせ、神のような人となった時、古事記の表現を借りれば、神武天皇となったということが出来ると思います。

また、古事記の中に、神武東征の地として、日向(ひむか)という言葉が出て来ます。
宮崎県に日向(ひゅうが)という場所があり、神武東征の地とされています。
後の神武天皇であるカムヤマトイワレビコは、実際、宮崎県の日向から東征の旅に出たのかも知れませんが、日向という言葉も、単にある特定の場所を表す言葉ではなく、古事記の中では、太陽に向う心の位置のようなものを表しています。

古来、私達日本人は、太陽をお天道様と崇めて、日の光に向って懸命に生きてきました。
太陽に向う、日の光に向う、天に向う、ひたむきな心の位置を、古事記の中では、日向(ひむか)という言葉で表しています。

21世紀に生きる私達一人一人も、太陽・日の光・天に向うひたむきな心の位置である日向(ひむか)の地から、内なる神性を蘇らせ、愛と力を蘇らせて、神のような人になった時、古事記の表現を借りれば、神武天皇として誕生したと言えるのかも知れません。

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