竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

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五十鈴(いすず)について

  • 2010年12月15日 17:47
  • Posted by Yamatofuji

本日、思いがけず、五十鈴(いすず)という言葉が、目や耳から相次いで飛び込んで来たので、五十鈴(いすず)について、思いつくままに書いてみたいと思います。

五十鈴と言えば、奈良県の天河神社(天河大弁財天社)に古来より伝わる独自の神器として有名です。

天河神社(天河大弁才天社)のホームページによると、この五十鈴は、天照大御神が天岩屋戸にこもられたとき、天宇受売命(アメノウズメノミコト)が、ちまきの矛(神代鈴をつけた矛)をもって、岩屋戸の前にて舞を舞われ、神の御神力と御稜威をこい願われたことによって、岩屋戸が開かれ、天地とともに明るく照りかがやいたという伝承に登場する、天宇受売命が使用した神代鈴と同様のものであると伝えられているとの事です。

この五十鈴の特徴的な三つの球形の鈴は、それぞれ、「いくむすび」、「たるむすび」、「たまめむすび」という、魂の進化にとって重要な三つの魂の状態(みむすびの精神)をあらわしているとの事です。

そして、この五十鈴の清流のような妙なる音の響きによって、心身は深く清められ、魂が調和し本来あるべき状態に戻り、新たな活力が湧いてくるとの事です。

天河神社は、芸術・芸能関係者に縁の深い神社として有名ですが、この五十鈴は、芸能技芸練達の器教とされているとの事です。
天河神社の御祭神は、市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)こと弁財天ですが、弁財天は、別名「妙音天」とも呼ばれているようです。

五十鈴という言葉で想い出すのは、伊勢神宮の内宮(皇大神宮)の御手洗場を流れる五十鈴川の事です。
五十鈴川に架かる宇治橋は、聖俗界を分ける境界だとも言われています。
ちなみに、この五十鈴川から、いすゞ自動車の社名が付けられたとの事です。

五十鈴という言葉でもう一つ想い出すのは、初代天皇・神武天皇の皇后である、媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)の事です。
飛鳥(明日香)の橿原神宮には、初代天皇である神武天皇と、皇后である媛蹈鞴五十鈴媛が御祭神として祀られています。

以上、五十鈴という言葉から思い付く事を、取りとめも無く書いてみましたが、この五十鈴(いすず)という言葉には、とても深い意味と言霊(ことだま)が秘められているような感じがします。

霊(ひ)の元・日本の天岩戸開き、富士は晴れたり日本晴れ、真の大和の国の国創りの時、天から鳴り響いて来る妙なる音、それが五十鈴(いすず)なのかも知れません。

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