竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG
全ては原因、全ては結果、そして、全ては意味の付け方次第
- 2010年12月18日 19:56
- Posted by Yamatofuji
以前、原因と結果というものについて、ブログに書いた事があります。
原因があって結果があるというより、原因は結果により選ばれている、という内容で書かせていただきました。
本日は、この点について、さらに話を進めてみたいと思います。
あの時あのブログを書いたのは、多くの人達が、原因分析という思考パターンに嵌っている感じがしたので、その思考パターンを逆に切り替える一つのきっかけにでもなれば、という思いがありました。
原因があって結果がある、という思考パターンの背後には、時間の流れが、過去→現在→未来というふうに流れていて、過去があって現在がある、という認識が無意識のうちに入っているようにも感じていたからです。
何度かブログに書きましたが、時間というものは幻想であり、「永遠(とわ)の中今」とでも呼ぶべき瞬間しか存在していないので、本当は時間は流れている訳ではなく、過去も未来も今同時に存在しているのですが、敢えて時間の流れという事をいうならば、未来→現在→過去という流れになります。
その観点に立つと、原因と結果の関係というものも、原因があって結果があるというより、原因は結果によって選ばれている、という言い方の方が、より的確な言い方になると思い、ブログに書かせていただきました。
しかし、原因と結果というものをもっと本質的に捉えるならば、原因と呼んでいるものも、結果と呼んでいるものも、全ては、意味付けをしているだけの事であると言えそうです。
ある事柄を原因と呼び、ある事柄を結果と呼んで、そこに因果関係が感じられたとしても、自分がそう思い、そのように認識しているだけの事であり、自分がそのような意味付けをしただけであると言ってもいいかも知れません。
全ては連続した中にあるので、ある結果と言われるものも、今度はそれが原因となって次なる状況、次なる結果を創っているという見方も出来るので、そういう意味では、全ては原因、全ては結果であると言う事も出来るかも知れません。
そして、ある事柄を原因と呼び、あるいは結果と呼んでみたところで、それは自分の付けた意味合い、認識にしか過ぎないという事になります。
Aという事柄を原因と呼び、Bという事柄を結果と呼んで、そこに因果関係を付けてみたところで、それは自分の認識にしか過ぎず、本当のところは、分からないと言えそうです。
それが分かれば、そのような意味付けの旅から、そろそろ卒業出来るかも知れません。
様々な事柄を原因と呼び、結果と呼んで、様々な因果関係を見つけてみたところで、自分がそういう意味付けをしただけの事であり、そういう認識をしただけの事であって、本当のところはよく分からないのだと気付けば、原因とか結果というものに対する認識を、もっと淡く捉えていけるようになるかも知れません。
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