竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG
火之迦具土神を生んだのは、岩戸(黄泉国)の中に入る為
- 2013年12月17日 21:32
- Posted by Yamatofuji
一昨日、『「一厘の仕組み」は、伊邪那美命の中に隠されている』の中で、「一厘の仕組み」は、古事記においては、伊邪那美命の中に隠されている事について書きました。
伊邪那美命が火之迦具土神(ヒノカグツチノカミ)を生んだのは、岩戸(黄泉国)の中に入る為です。
火之迦具土神を生んだ為に、伊邪那美命はホト(女陰)が焼けて死んでしまい、黄泉国に入ったのです。
そして、夫である伊邪那岐命も、火之迦具土神の首を十拳(トツカノ)剣で斬って、伊邪那美命の後を追って、黄泉国に入ったのです。
岩戸(黄泉国)の中に入り、出て来る事が肝要です。
仕組みとして、人は皆、生まれて来る時は、自らの本当の光を一旦忘れて生まれて来ます。
言わば、生まれながらにして、岩戸(黄泉国)の中に入った状態で生まれて来るのです。
やがて、御魂が成長するに伴い、自らの内なる本当の光、内なる神性を想い出し、蘇らせ、それを顕現して、神人のように生きられるようになるのです。
それが、魂の出産であり、魂の蘇り(=黄泉帰り)であり、神の蘇りという事なのです。
古事記においては、神武天皇の誕生という表現を使って象徴しています。
そして、自らの内なる本当の光、内なる神性というのは、自分を最も落とした所、一番醜い所から出て来ます。
以前、「神は一番下から出て来るー最も落とした所ほど最も貴い」の中に書きましたので、ご参照下さい。
古事記の中で、黄泉国の中の伊邪那美命は、とても醜い姿で描かれています。
そして、一昨日のブログの中で書いたように、古事記の中では隠されていますが、伊邪那美命は、黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)で、夫である伊邪那岐命と仲直りし、夫婦和合して、伊邪那岐命と共に、伊邪那美大神として、蘇る(=黄泉帰る)のです。
その時、伊邪那岐命と伊邪那美命の争いの仲裁役を務め、夫婦和合へと導くのが、白山菊理媛(ハクサンククリヒメ)です。
白山菊理媛の総本宮とされる、白山比咩(シラヤマヒメ)神社の御祭神が、白山菊理媛・伊邪那岐命・伊邪那美命となっているのは、その為であり、日本三霊山の一つ、加賀の白山をお守りされている白山比咩神社の働きには、とても奥深いものがあり、「一厘の仕組み」、「最後の一厘」と密接に関わっています。
「最後の一厘」において必要となるのが、白山菊理媛の働きになります。
古事記の中では隠されていますが、伊邪那美命は、白山菊理媛の「最後の一厘」の働きにより、黄泉比良坂で夫・伊邪那岐命と夫婦和合し、伊邪那岐命と共に、黄泉国から黄泉帰る(=蘇る)事になります。
最も醜い姿が、最も高貴な姿となり、光り輝く姿で蘇る(=黄泉帰る)のです。
伊邪那美命が、伊邪那美大神として、蘇る(=黄泉帰る)事になります。
古事記の中では隠されていますが、伊邪那岐命は、自分一人で黄泉比良坂から黄泉帰った(=蘇った)のではなく、白山菊理媛の仲裁により夫婦和合して、妻である伊邪那美命と共に黄泉帰り(=蘇り)、禊祓をして、次々に神々を生み、最後に、三貴子である、天照大御神、月読命、須佐之男命を生んだのです。
伊邪那美命が火之迦具土神を生んだのは、岩戸(黄泉国)の中に入る為です。
火之迦具土神を生んだ為に、伊邪那美命も、伊邪那岐命も、共に、黄泉国(岩戸)の中に入る事になったのです。
そして、黄泉比良坂で夫婦和合して、黄泉帰って(=蘇って)来たのです。
岩戸(黄泉国)の中に入り、出て来る事が大切になります。
人は皆、自らの本当の光、内なる神性を一旦忘れ、岩戸(黄泉国)の中に入った状態で生まれて来ます。
そして、御魂が成長するに伴い、自らの本当の光、内なる神性を想い出し、蘇らせ、それを顕現して、魂の出産、魂の蘇り(=黄泉帰り)の時を迎える事になります。
魂の出産、魂の蘇り(=黄泉帰り)により、さらに光り輝く魂となるのです。
自らの本当の光を一旦忘れ、暗闇(岩戸・黄泉国)の中から、自らの本当の光をもう一度想い出し、蘇らせる事によって、さらに光輝く事が出来るのです。
岩戸(黄泉国)の中に入り、出て来る事が大切です。
仕組みにより、人は皆、生まれながらにして、岩戸(黄泉国)の中にいるのです。
岩戸(黄泉国)の中の暗闇の中から、自らの本当の光、内なる神性を想い出し、蘇らせる事が、 「一厘の仕組み」であり、「一厘の仕組み」は、伊邪那美命の中に隠されています。
伊邪那美命が火之迦具土神を生んだのは、岩戸(黄泉国)の中に入る為であり、岩戸(黄泉国)の中に入り、出て来る事が肝要です。
最も醜い姿が、最も高貴な姿となり、光り輝く姿で黄泉帰る(=蘇る)のです。
伊邪那美命が、伊邪那美大神として蘇る(=黄泉帰る)事になります。
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