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この現象界(物理的大宇宙)は、絶対世界(大宇宙の本質の世界)の「映(うつ)し世」

  • 2014年9月15日 17:44
  • Posted by Yamatofuji

 現世のことを、「うつしよ」と呼ぶことがあります。

 一般的には、「うつし世」、「現し世」、あるいは「顕し世」と書き表されており、移り変わる、儚(はかな)い現世に対して用いられることが多いようです。

 神道においては、「現世」と書いて、古語においては、「うつしよ」と呼んだようです。

 この現世、現実世界のことが、「うつしよ」と呼ばれることには、なかなか奥深いものがあるように思います。

 実は、この物理的大宇宙(現象界)とは、大宇宙の仮相(仮の姿)の世界であり、大宇宙の実相(本質)の世界である絶対世界の「映(うつ)し世」として存在している世界だからです。

 この大宇宙は、絶対世界と相対世界から成り立っています。

 絶対世界とは、大宇宙の実相(本質)の世界であり、大宇宙の全てのエネルギーの源となる、根源の世界であり、そこは非物質な世界です。
 これに対して、相対世界とは、大宇宙の仮相(仮の姿)の世界であり、現象界としての物理的大宇宙は、相対世界に属しています。

 絶対世界とは、時間も無ければ空間も無い、時空を超越した非物質な世界であり、そこに唯一実在しているのは、大宇宙の根本創造主(大宇宙意識)の「純粋意識」のみです。

 大宇宙の根本主体であり、根本創造主である大宇宙意識とは、唯一にして絶対、至高の存在であり、全知全能の「無限」の「想像力=創造力(そうぞうりょく)」を持った「純粋意識」なのです。

 物理的大宇宙(現象界)の全ては、大宇宙意識が「想像=創造(そうぞう)」したものなのです。

 相対世界である物理的大宇宙とは、絶対世界において大宇宙意識が「想像(そうぞう)」したイメージを、映し出して体験する為の「映(うつ)し世」として「創造(そうぞう)」されている世界なのです。

 相対世界である物理的大宇宙とは、絶対世界において大宇宙意識が「想像(そうぞう)」したイメージが「投影」された「映(うつ)し世」であり、「鏡」の世界であり、バーチャルリアリティー(仮想現実)の幻の世界なのです。
 大宇宙意識の全知全能の光によって織り成されている、バーチャルリアリティー(仮想現実)の幻の世界なのです。

「純粋意識」である大宇宙意識は、自らの「意識」の中を映し出して体験する場としての現象界(物理的大宇宙)を必要とします。

 絶対世界と相対世界は、表裏一体、密接不可分の関係として、同時に存在しています。

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