竜宮音秘の調べ・神響き、天岩戸開きの祝いの神楽歌

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本日4月4日は皆既月食――皆既月食は月が蘇る型示し

  • 2015年4月 4日 10:45
  • Posted by Yamatofuji

 本日4月4日の夜は、皆既月食となります。

 以前、「皆既月食、月が蘇る型、月読命の蘇り」にも書きましたが、皆既月食とは、月が蘇る型示しとなっています。

 私たちの魂は、月に例えられます。
 満月とは、完成された御魂、魂の出産、魂の蘇りを象徴しています。
 神道の御神名で言うと、「月読命の蘇り」ということになります。

 月というのは、太陽の光を受けて輝いています。
 皆既月食によって太陽の光が遮られ、一旦光を失ってしまった月は、太陽の光が蘇るに連れて、月も徐々に光を取り戻し、最後には光り輝く満月となって輝きます。

 皆既(かいき)月食とは、回帰(かいき)月食という意味でもあり、魂が本来の姿に蘇り、本来の輝きを取り戻し、魂の蘇り・魂の出産を迎えて、満月となって光り輝くという型示しになっています。

 皆既月食で太陽の光が遮られ、一旦光を失った月は、太陽の光が蘇るに連れて月も蘇り、最後には満月となって光り輝く姿となります。

 月が蘇るとは、太陽が蘇ることをも意味しており、「月読命の蘇り」とは、同じ三貴子の「天照大御神の天岩戸開き」と同じ意味でもあります。

 そしてそれは、三貴子の「須佐之男命のヤマタノオロチ退治」と同じ意味でもあります。

 三貴子の「月読命の蘇り」とは、「天照大御神の天岩戸開き」と同じ意味であり、「須佐之男命のヤマタノオロチ退治」と同じ意味でもあります。

 そして、それは即ち、三貴子を生んだ父・伊邪那岐命の「黄泉国(よみのくに)からの黄泉帰り=蘇り(よみがえり)」と同じ意味でもあります。

 古事記には、単に歴史書としての一面だけではなく、神界の仕組みが隠されており、人が神として出産するまでの内的なプロセスが、象徴的に描かれています。
 登場人物と場面設定は違いますが、魂の出産・魂の蘇りという同じテーマが、繰り返し描かれています。

 先日、「かぐや姫と富士」というタイトルで、「かぐや姫の物語」について書きましたが、十五夜の満月の晩に、かぐや姫が月に帰って行くというのも、本来の姿に帰って行くという型示しの一つです。


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