竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG
原因があって結果があると言うより、原因は結果によって選ばれている
- 2015年4月16日 17:37
- Posted by Yamatofuji
拙書『何故、未来は100パーセント確定しているのか』より
★原因があって結果があると言うより、原因は結果によって選ばれている
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
多くの人たちは、原因があって結果があると考えています。
しかし、原因があって結果があると考えるのは、時間というものが、過去→現在→未来へと流れているという思い込みによるものだと言えます。
時間は流れている訳ではないのですが、敢えて、時間の流れというものを想定するとすれば、それは、多くの人たちが考える、過去→現在→未来という流れではなく、それとは逆の、未来→現在→過去という流れになります。
ですから、原因があって結果があると言うよりは、原因は結果によって選ばれていると言った方が、真実に近いのです。
ある結果と呼ばれるものを得る為に、その原因となるものが創り出されているのです。
原因があって結果があると言うより、ある結果を得る為に、その原因となるものが創り出されているのであり、順番が逆なのです。
分かりやすく説明する為に、私たちが家を建てる場合を考えてみましょう。
家を建てる為には、まず、どういう家を建てるのかという完成形を描くことが大切であり、それに基づいた詳細な設計図が必要になります。
未来において、完成された家のイメージ、すなわち、結果というものを想定することが、まず先に必要になります。
そして、完成された家という結果を得る為に必要となる原因を、順番に創り出して行くことが必要になります。
具体的には、基礎工事を行い、柱や屋根などの骨格を組立て、外装を行い、内装を行い、配線などを行い、最終的には、細部に至る全ての作業を仕上げて、一軒の家が完成することになります。
完成された家という結果を得る為に、必要な原因となる基礎工事などを、時系列で順番に創り出している訳です。
偶然、基礎工事を行い、柱や屋根などの骨格を組立て、外装を行い、内装を行い、配線などを行ったから、たまたま家が完成した訳ではない筈です。
完成された家という結果を得る為に、必要となる基礎工事などの原因が、順番に創り出されているのです。
原因があって結果があると言うより、原因は、結果によって選ばれている訳です。
これはあくまでも、私たちが家を建てる場合の話だと思われるかも知れませんが、この大宇宙に本当に実在しているのは、大宇宙の根本主体であり、大宇宙の根本創造主である、大宇宙意識だけなのです。
大宇宙の森羅万象の全ては、大宇宙意識の見えざる糸(意図(いと))により営まれています。
大宇宙の森羅万象の全ては、ある一つの力学、あるいは法則の元、大宇宙意識が持つ根源的エネルギーによって動かされているのです。
大宇宙の森羅万象の全ては、大宇宙意識の計画の中にありますので、そこには何一つ偶然はなく、全てが必要・必然なのです。
大宇宙の実相(本質)の世界である絶対世界においては、時間というものは存在しておらず、ただ、「永遠(とわ)の中今」とでも呼ぶべき、「今」という名の「永遠(えいえん)の時」の中に、大宇宙の根本主体・根本創造主である大宇宙意識という「純粋意識」だけが実在しています。
絶対世界においては、大宇宙意識という「純粋意識」の中に、大宇宙の全てが元々存在しており、大宇宙は元々完成しているのです。
大宇宙の過去・現在・未来の全てが、元々存在しているのです。
大宇宙の未来は元々100パーセント確定して存在していますので、そこに至る為のプロセスが、順番に創り出されているのです。
時間は流れている訳ではないのですが、敢えて、時間の流れというものを想定するとすれば、それは、多くの人たちが考える、過去→現在→未来という流れではなく、それとは逆の、未来→現在→過去という流れになります。
元々100パーセント確定している未来から時間がやって来て、そこに至る為のプロセスが、順番に創り出されているのです。
ある結果と呼ばれるものを得る為に、その原因となるものが創り出されているのです。
時間が過去→現在→未来へと流れており、原因があって結果があるのではありません。
それとは逆に、時間は未来→現在→過去へと流れており、ある結果を得る為に、その原因となるものが創り出されているのです。
時間が過去→現在→未来へと流れて、大宇宙の森羅万象の全てが、偶然起きている訳では全くありません。
それとは逆に、敢えて言うならば、時間は未来→現在→過去へと流れており、大宇宙意識の計画という結果を得る為に必要となる原因が、順番に創り出されているのです。
原因があって結果があると言うよりは、原因は結果によって選ばれているのであり、ある結果と呼ばれるものを得る為に、その原因となるものが創り出されているのです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
拙書『何故、未来は100パーセント確定しているのか』より
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