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楽園からの追放――エデンの園の「禁断の果実」とは

  • 2015年8月23日 17:55
  • Posted by Yamatofuji

拙書『花咲く都・黄金文明』より
★楽園からの追放――エデンの園の「禁断の果実」とは

 エデンの園の中央にある、善悪を知る木に生っている「禁断の果実」とは、実は、「科学の書」のことでした。
 創造者であるエロヒムにとっての「善」とは即ち、人間が原始的なままで科学の偉大な秘密を知ることなく、エロヒムを上回らないということでした。
 そして一方、エロヒムにとっての「悪」とは、人間が科学の偉大な秘密を手にして、エロヒムを上回ることだったのです。
 そこでエロヒムは、人間を原始的なままの状態にして「科学の書」を禁じ、エロヒムを崇敬して超自然的な神的な存在であると思わせるようにしたのです。

 しかし、エロヒムの科学者たちの中に、彼らが創造した人間たちを深く慈しんでいる人々がいました。
 古代イスラエルの地にあった実験場の中に、「へび」という名のニックネームで呼ばれている科学者チームがあり、そのチームのリーダーの名前がルシファーでした。
 ルシファーは堕天使と呼ばれたりすることがありますが、ルシファーとは、語源的に言うと「光を運ぶ人」を意味します。
 何故、ルシファーが堕天使と呼ばれるようになったのかと言うと、ルシファーたち「へび」チームが、アダムとイブに「禁断の果実」である「科学の書」を教え、惑星政府から追放されてしまったからなのです。

 惑星政府は科学者たちに、人間に真実を告げることを厳禁し、常に超自然の神のように振舞うよう指導していました。
 しかし、ルシファーたちは、彼らが創造した人間たちの素晴らしい能力を見て、次第に人間たちを我が子のように深く愛するようになり、惑星政府の指導から逸脱することを決めたのです。
 自分たちは神ではなく、血と肉を持った人間であり、手で触れることの出来る物質で出来た宇宙船に乗って飛来して来たのだということを告げる決心をしたのです。
 肉体的にも精神的にも美しく、素晴らしい能力を持った創造物が、自分たちを偶像のように崇拝することに、もう耐えられなくなったのです。

 ルシファーたちは、この子供たちに完全な知識を授け、彼らのような科学者にしたいと考え、間もなく成人になるアダムとイブに、科学を学べば、創造者と同じような強大な力を持つことが出来ると教えたのです。
「二人の目は開け、自分たちが裸であることを知った」(「創世記」第3章・第7節)
 アダムとイブは、「禁断の果実」である「科学の書」を知り、自分たちも創造者になれることを知ったが為に、惑星政府のリーダーであるヤハウェの怒りにより、エデンの園から追放されてしまったのです。

 そして、アダムとイブに真実を告げた、ルシファーたちのチーム「へび」は、他の創造者たちが実験を止めて地球を去らなければならなかったのに対して、惑星政府から追放されて、地球で暮らすように命じられたのです。
「光を運ぶ人」を意味するルシファーが、何故、堕天使と呼ばれたりするようになったのかは、ここに由来するのです。

拙書『花咲く都・黄金文明』より

参考文献
ラエル「真実を告げる書」
ラエル「地球人は科学的に創造された」


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