竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG
受胎した時に組み込まれた遺伝子のプログラムが、時の経過と共に発現して人生が展開する
- 2016年8月16日 14:06
- Posted by Yamatofuji
今日の16日は「送り盆(お盆の明け)」とも言われ、お盆ももう終わりですが、皆さま、どのようなお盆休みを過ごされましたか?
私の住んでいる所では、朝晩は多少涼しい風が吹いてきており、秋の到来を感じさせますが、日中はまだまだ暑く、セミがうるさいくらいに鳴いています。
私は、夏という季節が大好きですが、夏の風物詩の一つとして、セミの鳴き声も結構好きです。
何年間もの長い間、地中で幼虫として過ごしてきたセミは、地上に出て羽化して成虫になってから、満を持したかのように、うるさいくらいに鳴いて生命を謳歌します。
そして、わずか1カ月にも満たないような地上での短い生命を終えて、見事に亡骸(なきがら)となって土に帰っていきます。
セミというのは、数年から17年もの長い間、地中で幼虫として過ごすようです。
「17年ゼミ」という言葉があるように、ある種のセミは、17年サイクルで地上に姿を現し、セミとして開花して生命を全うするようです。
セミという生物は、夏の間のわずか1カ月程、地上でセミとして開花して生命を謳歌するために、数年から十数年もの長い間、地中で幼虫としてじっと過ごすのです。
セミという生物がこのような生態を取っているのは、全て、セミの遺伝子によるものです。
セミという生物に組み込まれた遺伝子が発現して、セミはこのような生態を取っているのです。
そして、セミに限らず、他の動物や植物も、あらかじめ組み込まれた遺伝子によって、その種としての生態が決められています。
例えば、桜の花であれば、冬が終わり、春が到来すると芽吹き、そしてパッと花開いて見事に散っていきます。
これは、桜という植物に組み込まれた遺伝子のなせる業(わざ)なのです。
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そして、私たち人間も、万物の霊長と呼ばれる知的生命体ではありますが、生物という点においては、他の動植物と同じですので、私たち人間一人ひとりも、自分の中にあらかじめ組み込まれた遺伝子が発動して、人生が展開しているのです。
例えば、人生のある時期にある才能に目覚めたり、ある才能が開花したりする人がいますが、これは、元々その人が受胎した時点でその人の遺伝子の中にあらかじめ組み込まれていた遺伝子が発動して開花したからなのです。
また、あなたにも経験があるかと思いますが、ある時期が来ると、私たちは、異性の誰かと出会い、その人に恋をしたり、その人と結ばれたいと強く望んだりします。
これらも全て、遺伝子にあらかじめ組み込まれていたプログラムなのです。
受胎した時点で既に遺伝子の中にあらかじめ組み込まれていたプログラムが発動して、ある異性の人に深い恋心を抱いたり、その人と結ばれたいと強く望んだりします。
異性との恋愛や結婚や性的結合などは分かりやすい例ですが、それらは、あらかじめ遺伝子に組み込まれていたプログラムなので、好きになった異性との恋愛や結婚、あるいは性的結合などは、遺伝子レベルの深いところで、どうしてもそれを得たいと強く望むことになるのです。
私たちの人生は、受胎した時にあらかじめ組み込まれていた遺伝子が、時の経過と共に発現して、人生が展開しているのです。
全ては、受胎した時点で遺伝子の中にあらかじめ組み込まれていたプログラムなのです。
多くの人たちは、自分自身の力で何かを思ったり考えたり行動したりしていると勘違いしていますが、私たち一人ひとりの生命は遺伝子によって成り立っていますので、遺伝子の存在を無視することはできないのです。
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それにしても、セミという生物に組み込まれた遺伝子というのは、本当に面白いと思います。
何年もの間、ある種のものは17年もの長い間、地中で幼虫としてじっと過ごし、地上に出る時期が来ると、羽化して成虫となって、セミとしての生命を謳歌します。
夏の間のひと時、セミはうるさいくらいに毎日毎日鳴いて生命を謳歌し、私たちの耳目を楽しませ、夏の風物詩としての彩りを添えた後は、あっという間にその生涯を閉じて去って行きます。
地上でのセミの生命は、1カ月あるかないかの短い時間だと思います。
セミの鳴き声には、生命のひたむきさ、一生懸命に生きている感じがひしひしと感じられます。
セミに限らず、大空を飛ぶ鳥や、野に咲く花なども、皆ひたむきに生きて、自らの生命を全うしています。
私たち人間は、万物の霊長とも呼ばれる知的生命体ですが、生命のひたむきさ、一生懸命な生き方においては、他の動植物からも見習うべき点がたくさんあるように思います。
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