竜宮音秘(大和富士)ブログ|BLOG
量子力学の「不確定性原理」が正しいとしても、未来は100パーセント確定している
- 2016年9月28日 17:04
- Posted by Yamatofuji
今日は、量子力学の「不確定性原理」が正しいとしても、未来は100パーセント確定しているということについて、話をしてみたいと思います。
≪運命か?それとも、自由意志か?≫
人間の運命とは決まっているものなのでしょうか、それとも、人間には自由意志があるのでしょうか?
これは、多くの人にとって、とても関心のあるテーマだと思います。
あなたも、自分の運命とは果てして決まっているものなのか、それとも、人間には自由意志があるのかということに、とても関心があるのではありませんか?
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結論から先に申しますと、人間の運命は予め決まっており、真の意味においては、私たち人間には自由意志というものはありません。
何故なら、私たち人間が、時間においても空間においても「無限」の大宇宙を創造した訳ではなく、私たち一人ひとりの人間は、大宇宙によって一呼吸一呼吸生かされている存在にしか過ぎないからです。
大宇宙の森羅万象の全てを司っている全知全能の知性が、私たち一人ひとりに生命を与えて一呼吸一呼吸生かし、私たちの思考・感情・行動の全てをコントロールしているからなのです。
大宇宙の森羅万象の全てを司っている全知全能の知性とは、大宇宙意識とでも言うべき一つの「純粋意識」であり、大宇宙の森羅万象の全ての営みは、大宇宙意識の見えざる糸(意図(いと))によって営まれています。
『大宇宙の森羅万象を貫く一つの力学(法則)』、こちらの記事の中でも書きましたが、大宇宙の森羅万象を貫く根源的エネルギーは一つであり、ある一つの力学、あるいは法則により、大宇宙意識によって営まれているのです。
このことは、大宇宙の本質というものを、体験的に知ることが出来れば、何の疑いも無く理解出来ることなのです。
私は、書籍『何故、未来は100パーセント確定しているのか』の中で、大宇宙の最も本質的な観点から、何故未来は100パーセント確定しているのかについて書きましたので、お読みいただいた読者の方も多いかと思います。
大宇宙の本質というものを体験的に知ることが出来れば、未来は100パーセント確定していることを理解出来るのですが、もし、頭で理解しようとすると、理解することは難しいと思います。
そして、未来が決まっているかどうかということを、頭で理解しようとする人たちが陥りがちなのが、量子力学の「不確定性原理」というものかも知れません。
量子力学の「不確定性原理」自体は正しいとしても、だからといって、未来は決まっていないということにはならないのです。
そのことについて触れてみたいと思いますが、そもそも、量子力学の「不確定性原理」とは一体何でしょうか?
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≪量子力学の「不確定性原理」とは?≫
量子力学には、「不確定性原理」と呼ばれる理論があることは、ご存知の方も多いかと思いますが、ご存知でない方のために、簡単に触れておきたいと思います。
私は物理学の素人なので、詳しくは説明できませんが、簡単に一言で言うと、量子というミクロの世界においては、人が観測するまで、何も決まっていないということなのです。
電子などのミクロのモノを測定しようとすると、「測定」という行為自体が電子などの状態に影響を与えてしまうので、対象となるモノの位置や運動量などを、同時に正確に測定することは出来ないということなのです。
量子力学の「不確定性原理」というのは、1927年にハイゼンベルクによって唱えられた理論で、量子力学の基礎原理の一つとされています。
そして、量子力学の「不確定性原理」を知っている人の中には、だから、未来は何も決まっていないと考える人たちもいますが、それはあくまでも人間から見た視点にしか過ぎないということを考える必要があります。
量子のレベルでは、人間が観測するまで何も決まっていない、何も分からないとしても、私たち人間を生かしている全知全能の知性、即ち大宇宙意識から見れば、全ては決まっており、全ては予め分かっているのだという視点を持つ必要があるのです。
そのことを理解するのに、一つの参考になる話が、テレビ番組の中に最近出て来ましたので、ご紹介しておきたいと思います。
最近、NHKのEテレで、毎週金曜日の夜、宇宙に関する番組で『モーガン・フリーマンの時空を超えて』というシリーズが放映されていました。
アメリカの人気俳優モーガン・フリーマンが司会を務める番組で、ご覧になった方も多いかと思います。
そのシリーズの中で、つい最近放送された中に、『運命か?自由意志か?』というタイトルのものがありましたが、ご覧になられた方もおられるかと思います。
その中で、オランダの物理学者ヘーラルト・トホーフト氏が登場しました。
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≪ノーベル物理学賞受賞者へーラルト・トホーフトは、量子の不確定さにも関わらず、宇宙のあらゆる存在は厳密な法則に従っていると言う。≫
ヘーラルト・トホーフトは、1999年にノーベル物理学賞を受賞した人物であり、量子力学の「不確定性原理」が理論的には正しいことは百も承知の上で、「量子力学は素晴らしい理論ですが、私たちの感覚からかけ離れている点が問題です」と述べています。
量子力学の「不確定性原理」では、一つの粒子の場所と動きを正確に予測することは不可能であり、素粒子は神出鬼没で、様々な場所に存在し得るどころか、全ての場所に同時に存在することもあり得るとされています。
確かにこれは、トホーフトが言うように、理論的には正しいとしても、私たちの感覚からは、掛け離れた理論だと言えるかも知れません。
そこでトホーフトは、量子の世界を解明する新たな理論の研究を重ね、次のような結論に辿り着いたのだと言います。
『量子の不確定さにも関わらず、宇宙のあらゆる存在は、厳密な法則に従っている。宇宙は私たちの運命をコントロールしているのだ!』
トホーフトは、『私は宇宙を巨大なコンピューターとして見るのが好きです。』と語ります。
宇宙は、私たちが使っているコンピューターと基本的には同じだと言いますが、ただ、サイズとスピードは桁違いです。
宇宙という巨大なコンピューターは、扱う情報も膨大であり、それをものすごいスピードで計算し、人間的な尺度を遥かに超えているとトホーフトは言います。
そして、トホーフトが注目しているのが、原子の大きさの何兆分の一という世界であり、「プランクスケール」と呼ばれるものになります。
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≪「プランクスケール」という宇宙の計測の基本レベルでは、あらゆるものは秩序だっている。≫
「プランクスケール」というのは、宇宙の計測の基本レベルとなるものであり、あらゆる存在の根底を成す層とされています。
具体的には、10のマイナス35乗メートルというような、気の遠くなるような小さなレベルであり、現在知られている量子の層よりも、さらに下に位置していると考えられています。
この層は、0と1で構成されたコンピューターの二進法に近い世界のようです。
この層から全てのモノが創造され、変化・発展していくのだとトホーフトは考えており、この層では、全てのモノが予測可能なものになる筈だと言います。
トホーフトの理論では、「プランクスケール」のレベルで見た宇宙は、チェスのように駒が意外な方向に動いたりジャンプしたりするような世界ではなく、チェッカーゲームのように、隣のマス目にしか影響を与えることは出来ない二進法的な世界だと言うのです。
そして、トホーフトは次のように言います。
『何兆ものマス目があるチェッカーボードを想像してみて下さい。それを遥か遠くから見たとすると、何が起きているのか分からず、全てが不確定な状態にしか見えません。それが、量子力学の世界なのです。』
つまり、一番根底にある層は秩序だっていても、極端にミクロな世界で何が起きているのか把握出来ないため、全てが混沌としたものに見えてしまうということなのです。
根源まで遡れば、宇宙は巨大なチェッカーボードのようなもので、そこで起きる全てのものは二進法のゲームにしか過ぎないのかも知れません。
しかし私たちは、その根源的なパターンを見ることが出来ないので、そのために、実際に定められた運命があったとしても、日常的なレベルでは、自由意志があるように感じられるということなのかも知れないのです。
ノーベル物理学賞を受賞した最先端の物理学者であるヘーラルト・トホーフト氏の理論は、かなり革新的な理論であり、注目に値すると思います。
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≪この大宇宙そのものが、完璧なスーパーコンピューター≫
『大宇宙そのものが、完璧なスーパーコンピューター』、こちらの記事の中でも書きましたが、この大宇宙そのものが、完全無欠な、完璧なスーパーコンピューターなのです。
大宇宙の本質というものを体験的に知ることは出来なくても、ヘーラルト・トホーフト氏のような最先端の優秀な物理学者は、科学的な考察によって、この大宇宙そのものが巨大なスーパーコンピューターだと捉えているようで、とても素晴らしいことだと思います。
量子力学の「不確定性原理」自体は理論的に正しいとしても、量子力学の「不確定性原理」が宇宙の一番根底にある根源的な法則という訳ではないということを理解しておく必要があります。
量子力学の「不確定性原理」自体は理論的に正しいとしても、だからと言って未来は不確定ということにはならない訳であり、未来は100パーセント確定しているのです。
何故未来は100パーセント確定しているのかということは、人間の視点からはなかなか理解出来ないことなので、大宇宙を本質的に知る必要があります。
書籍『何故、未来は100パーセント確定しているのか』をまだお読みになられていない方は、ぜひお読みいただくことをお勧め致しますし、既にお読みいただいた方も、折に触れて、再度お読みいただくと、また新たな気付きを得ることが出来たり、より深く理解出来るようになると思います。
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