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紅葉のピークを迎えた秘境黒部峡谷の秘湯にトロッコ電車で旅して来ました!

  • 2020年11月15日 15:15
  • Posted by Yamatofuji

CIMG0803.JPG             トロッコ電車の終点欅平駅と奥鐘橋

紅葉のピークを迎えた秘境黒部峡谷の秘湯に、トロッコ電車で旅をして来ました。

1日目が黒薙温泉、2日目が宇奈月温泉、3日目が名剣温泉で、3泊4日の温泉旅となりました。
宇奈月温泉は元より、黒薙温泉も名剣温泉も、先月10月に宿泊したのですが、とても良かったので、今回もう一度宿泊することにしました。

トロッコ電車の始発駅である宇奈月温泉は年中営業しているのですが、トロッコ電車に乗って行く秘境の黒薙温泉と名剣温泉は、11月中旬をもって年内の営業を終了して冬季休業に入りますので、その前にぜひもう一度行きたいと思い、何とか予約も取ることが出来ました。

名剣温泉をチェックアウトした13日の朝、そこからさらに奥地へ30分程歩いた所にある、黒部峡谷最秘境の祖母谷温泉まで歩いて行きましたが、祖母谷温泉は既に今期の営業は終了しており、雪対策の為の雪囲いがされていました。
祖母谷温泉のすぐそばの橋には猿が10匹ほどやって来ており、最秘境祖母谷温泉は既に人間の住んでいない猿の天下の様相を呈していました。

10月、トロッコ電車で黒部峡谷を旅した時の様子は、こちらの記事をご参照下さい。
『トロッコ電車で行く秘境黒部峡谷の秘湯の旅を満喫して来ました!』
『トロッコ電車の終点欅平駅から行く黒部峡谷の最秘境祖母谷温泉に行って来ました!』
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CIMG0821.JPG      名剣温泉で宿泊した部屋「かもしか」から眺めた黒部峡谷
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名剣温泉は、トロッコ電車の終点欅平駅から徒歩約20分の所にある、秘境の一軒宿です。
部屋は10室程で、眼下に黒部峡谷の絶景を見ることが出来ます。
部屋にはテレビもなく、俗世間の煩わしさをしばし忘れて、心静かな時を過ごすことが出来ます。
夜、露天風呂からは、都会ではとても見られないような満天の星空を楽しむことが出来ました。
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CIMG0851.JPG           黒部峡谷最秘境の祖母谷温泉
祖母谷温泉は、名剣温泉から更に奥地へ30分程歩いた所にある、黒部峡谷の最秘境の温泉になります。
既に今期の営業は終了しており、傍の橋を渡るとき、両側から猿の家族に囲まれて、一瞬、お互い緊迫した雰囲気が漂いました。
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CIMG0742.JPG       黒薙温泉秘湯大露天風呂「源泉ーいずみー」(混浴)
黒薙温泉は、始発駅宇奈月温泉からトロッコ電車で20分程行った所にあり、黒部川支流の黒薙川沿いにあります。
こちらも部屋数が10室程で、部屋にはテレビもなく、携帯電話の電波さえ届かない所なので、しばし俗世間から隔離されたような心地よさを感じることが出来ます。
河原沿いにある秘湯大露天風呂「源泉―いずみ―」は、開放感抜群です。
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CIMG0720.JPG               宇奈月湖

今回、トロッコ電車で秘境黒部峡谷の秘湯の旅をして改めて感じるのは、大自然の素晴らしさ・奥深さ・不思議さ・美しさについてです。

私たち人間一人ひとりは、天(大自然)によって生かされている存在であることを、常に忘れないことが大切だと思います。
私たち人間一人ひとりは、自分の力で生きているのではなく、天(大自然)によって生命を与えられ、天(大自然)によって生かされて、今生きているのだということを常に認識しておく必要があるかと思います。

私たちは、人間社会の中で生きていますので、日々の日常生活を営む中で、つい、人間社会のことにばかり意識を向け過ぎてしまう傾向があります。
私たち人(ヒト)のことを「人間」と呼ぶように、私たちは良くも悪くも、他者との間、人との関係性、すなわち人間関係の中でしか生きて行くことは出来ません。
人間社会の中でしか生きて行くことは出来ないのです。

だからこそ、人との関係性が大切だとも言えるのですが、今までは、あまりにもそのことばかりが強調され過ぎてきた傾向があるのかも知れません。
処世術や処世訓、人間関係を良くする方法、人脈を作る方法、いかに人から良く見られるかなど、人との関係性にばかり気を取られていた傾向があるのかも知れません。

しかし、私たち人間は、良くも悪くも、人との関係性、人間関係、人間社会の中でしか生きて行くことは出来ない訳ですから、だからこそ、いかに他者から距離を置き、人間関係や人間社会から距離を保って自分自身の人生を守っていくかということも、もう一つ大切な視点ではないかと思います。

現代は、インターネットやSNSなどの発達により、日々膨大な量の情報が溢れてきていますが、多くの人たちが、日本は元より世界中のニュースなどの情報にあまりにも振り回され、あまりにも外の世界、すなわち人間社会の事柄に意識を向け過ぎている傾向が感じられます。

何処かの誰かが発信した情報にSNS上で炎上してみたり、何処の誰かも分からない他人から「いいね!」をもらって承認欲求を満たそうとして「SNS疲れ」を感じたり、大切な睡眠時間を削ってまでインターネットの世界にのめりこんで時間を奪われたり・・・・・・。
「デジタルデトックス」という言葉があるように、時には、人間社会のことをしばし忘れて、大自然の中に身を置いてくつろぐ時間も大切だと思います。
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私たち人間一人ひとりは、良くも悪くも人間社会の中でしか生きていくことは出来ませんので、人間社会のことに意識を向け過ぎてしまうと、ともすれば、人間社会における比較優劣のような事柄に囚われがちになる傾向があります。

例えば、自分は成功者だとか失敗者だとか、学歴があるとか無いとか、一流企業に勤めているとか中小零細企業に勤めているとか、職業は何だとか、お金があるとか無いとか、何かの賞を受賞したとかしないとか、有名であるとか無名でしかないとか・・・・・・。

それらの全ては、所詮は人間社会の中における比較優劣でしかなく、天(大自然)と自分との関係性を表す事柄ではありません。
会社員、経営者、主婦、無職、学生、スポーツ選手、芸術家、宗教家など、何かの職業などを表す属性というものがありますが、それらの属性というものは、あくまでも人間社会の中における属性であり、天(大自然)と自分との関係性を表すものではありません。

自分が会社員であっても会社経営者であっても主婦であっても学生であっても、それらは天(大自然)と自分との関係性を表すものではなく、自分と天(大自然)との関係性は、どんな時でも、天(大自然)によって生命を与えられ生かされている自分が存在するだけです。

自分が例えどんな偉業を成し遂げ、社会的に成功したとしても、それは所詮、人間社会の中の比較優劣でしかなく、生命を与え生かしている天(大自然)からの視点で見れば、偉業でも何でもありません。

人間社会の中における比較優劣にばかりに意識を向けるのではなく、自分が天(大自然)の視点から見てどういう人間なのか、天(大自然)の御心に適った生き方をしているのかどうかを、常に自分自身で省みることが大切だと思います。

天(大自然)に生かされ、今、自分が生きていることの有難さ・不思議さなどを改めて感じさせてくれる、秘境黒部峡谷の秘湯の旅でした。

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